
2014年9月、「アンコールワットに行きたい」との思いを胸にカンボジアのシェムリアップとタイのバンコクへ、5泊6日(機中泊2泊含む)の旅行へ行ってきました。
カンボジアのシェムリアップにアンコールワット遺跡群があります。このシェムリアップへは直行便が無いため、バンコク経由で向かいました。
日程の関係から、飛行機でシェムリアップまで向かいましたが、陸路も可能です。
学生さんで時間がある方は、バスでチャレンジするのも良いかもです。ただ、とても悪路ですから、体力に自信がある方は、との注釈をつけさせてください。
1日目:バンコクまで
松山から羽田へ、仕事終わりに急ぎます。
19:25発、21:00着でした。
シェムリアップまで荷物のピックアップ無しに運んでもらおうとすると、区間の問題で、
松山→羽田→バンコク→シェムリアップ
では不可でした。
一度羽田でピックアップすると
羽田→バンコク→シェムリアップ
で可能とのことでしたので、そうしました。
羽田で国際線のチェックインを行います。
深夜便ですので、チェックイン後時間をしばらくつぶす必要があります。
私たちは居酒屋風のお店へ入り、軽く一杯飲みました。
羽田0:30→バンコク5:20
と、およそ6時間30分のフライトです。
深夜便は軽食が2回でますが、おかげで起こされてしまいます。
うたたねしてても周りががちゃがちゃ言っていて、うまく眠りにつけませんでした。
なので、搭乗前になるべく体を休めておくことをおすすめします。
2日目:バンコクからシェムリアップへ、シェムリアップ観光1日目
バンコクからシェムリアップへ
バンコクエアウェイズを利用し、
バンコク8:00→シェムリアップ9:10
のフライトで行きました。
バンコクエアウェイズは普通席でもラウンジ利用可能
ネットで調べていたら、
バンコクエアウェイズは、普通席でも利用可能なラウンジがバンコク空港にはあるらしい
との情報を得ていました。
結果を先に書きます。ブティックラウンジ、と呼ばれるラウンジが利用可能です。
バンコクエアウェイズには、2つラウンジが有りますので、お間違いの無いように。
自身のチケット受付の人に見せ、利用可能か問い合わせて見ると良いです。
簡単な英語で通じましたよ。
私たちが言った際は、受付に向かって右側に案内されました。

なかは私たちのグループの他に10名程度しかおらず、快適にすごせました。
軽食、ドリンクと飲み放題です。
シェムリアップ到着。まずは入国申請書類に記載。
カンボジアへ入国する際は、ビザが必要です。私たちは事前にインターネットから申請し、取得していました。(参考リンク:カンボジア大使館公式のe-Visa申請サイト)
当時は$30程度の費用が掛かりました。
何を書いたか良く覚えていませんが、お決まりの質問事項で特別なものはありませんでした。
プリペイドSIM購入
電波の状況は良くないですが、緊急の際に調べ物や電話が出来た方が良い、と思い、プリペイドSIMを購入しました。
ネットの評判を見て「Smart」というキャリアのSIMを購入しました。$5ぐらいだったと思います。
入国手続きをおえ、出口に向かうといくつかのSIMキャリアが店を構えていますので、「緑色」を目印に向かいました。
店員さんにプランを告げ、料金を支払います。
スマホを手渡し、設定は店員さんにやってもらいます。
設定してもらえますか?と一応質問しましたが、ほとんどやっているのでしょう、すんなりやって頂けました。
店員:どっからきたの?
私:日本ですよー
店員:日本に友達がいるのよー
私:そうなんですか?へえ。日本に来たことあるんですか?
店員:ないよ-。カンボジアは何回目?
私:初めてなんですー
なんて会話をしていたら、1,2分で設定完了していました。
空港タクシーでホテルへゴー。でも、アクシデント!
空港から出ると左手に空港タクシーの受付があります。
$7で市内まで送ってもらえます。
が、ホテルの送迎がある場合は、是非そちらを利用してください。
恐らく、サービスでやっているホテルもあるでしょうし、有料の場合は、$20程度でやってもらえるみたいです。
見たところ、25歳ぐらいのドライバーが私たちの担当でした。
行き先のホテルを告げ、荷物をトランクに載せ、道中は簡単な英語で会話しました。
ドライバー:どこからきたの?
私:日本ですよー
ドライバ-:何回目?
私:はじめてなんです。
ドライバー:英語出来るの?
私:ほんの少しです。
なんて言っていると、途中からツアーの紹介、さらには私たちが滞在中のドライバーになりたがって営業活動されます。
はっきり、
私たち:もうツアーの予約しています。必要ないです。時間が無いのでホテルへ直行してください。
と伝えるも、何回も粘られます。
we have reservations while travel
No Needddddd!!!
go this hotel!!
と何回伝えたでしょうか。
最後の方はもう、叫びに近かったと思います。
ホテルに着いてからもしつこく営業活動にあい、なんとホテルのロビーにまで付いてくる始末。
ホテルのロビーで叫んでしまいましたよ。
WE DON’T HAVE TO TELL YOU!
WE HAVE PLAN,and RESAERVATIONS!!!
最後にドライバーは、捨て台詞を吐いていきました。
Don’t forget Tomorrow at airport!!!みたいなかんじでした、覚えてません。
どっと疲れましたが、ホテルの環境はとてもよく、スタッフもとても丁寧で、癒やされました。
ホテルで小休憩後、昼食
Prince D’Angkor Hotel & Spa(プリンス ダンコール ホテル アンド スパ)(公式サイト/楽天)に宿泊しました。
日本語の出来る女性スタッフには、大変助けて頂きました。
ウェルカムドリンクを頂いた後、そのスタッフにチェックインまで時間があるので、昼食とスパの説明をお願いしました。
そう、私のつたない英語では、要望がうまく伝えられなかったので、日本語が出来るスタッフを紹介してもらったのです。
トゥクトゥクと呼ばれる、バイクの後ろに荷台が付いた乗り物で、市内は移動できます。場所を伝え、値段は交渉です。
だいたい、$2~$5で行きたい場所に連れて行ってもらえます。
距離感がつかめなかったので、私たちは、値段を尋ねるのでは無く、$2でOKか?と聞くようにしてました。

昼食は、高級そうなレストランに案内されました。
なかなか良い値段で、3名で$20ぐらいだったように思います。
味は、謎の葉っぱが口に合わず苦労しましたが、それ以外はおいしく頂きました。
チキンのステーキ、焼き魚、焼きめしみたいなものでした。
あと、ドリンク1杯ずつ飲みました。
お客さんは私たちの他に、現地の方ではなさそうな、白人女性が食事をされてました。
専用バンと日本語ガイド
私たちは、しっかりまわりたいとの思いから、現地のバンと日本語ガイドとお願いしました。
利用したのはVELTRAと呼ばれる現地ツアーサイトから予約しました。
私たちのガイドさんはあたりだったのか、日本語もとても上手で、こちらから聞きたいことを質問しても良い答えが返ってきました。
現在の街のこと、歴史のこと、カンボジア人の考え方など、本当に勉強になりました。
キリングフィールド

インドネシアの友人から、ここは言っておいた方が良いよと勧められた「キリングフィールド」にまずは行ってきました。
キリングフィールドと呼ばれるところは、カンボジアの首都プノンペンにあるものの方が大きいですが、シェムリアップにもあります。
カンボジア各地に存在しています。
その名の通り、大量殺人、大量虐殺が行われた場所です。ポル・ポト政権下に行われました。
私はカンボジア旅行を決めるまで、その歴史について、全く知りませんでした。
それを知れただけでも大変価値のあることだと感じましたし、また、実際に目に触れることが出来たことも大変価値のあることだと感じます。
日本にいると平和ぼけしてしまっているので、また、私たちの世代は戦争を知らないので、かなり強烈な場所でした。
軽い観光気分で行くと、心がつぶされてしまうと思います。心を決めて行ってください。行く価値はあります。
地雷博物館
戦争中にカンボジア国内に埋められた地雷を撤去するNGOを創設された「アキラ」さんが運営されています。
市内から車で45分ぐらいでした。
まずはじめに、活動内容をビデオで紹介されます。
その後、施設内を見学します。
なかなかショッキングな内容ではありますが、やはりテレビで見るよりも現地で見る方が強烈に印象に残ります。
芯を抜いた爆発しない地雷が多く展示してあったり、カンボジアのマップ上に地雷が埋められている可能性のあるエリアが表示されてあったり。
アンコールワットの夕日観光
夕方になると、パスが無くてもアンコールワットの敷地内に入れます。ただし、遺跡内はダメです。と、ガイドさんが教えてくれました。
その時間になって、初めてアンコールワットを見ました。
アンコールワットの周りはお堀のようになっているのですが、その通路にまず驚かされます。
大きな石が直接に削られており、その石がいくつも連なって道となっているのです。
少しでもずれがあればそこから浸食が始まってしまうため、石同士の結合部分は決してずれは許されないのです。
3日目:シェムリアップ観光2日目、その後バンコクへ
朝日観光のため、AM4:00に起床します。
AM5:00に、ロビーで昨日と同じガイドさんに会います。
アンコールワットの朝日観光と遺跡観光
ホテルからアンコールワットへは、20分ぐらいで到着します。
その前に、入場証を購入しに、発券所へ向かいます。
これ、忘れていると時間をかなりロスしますので、忘れずに行ってください。
ガイドをお願いすれば問題無いでしょうけどね。
いよいよ、朝日とアンコールワットのお出迎えです。
水面に映るアンコールワットと朝日がとても綺麗でした。

朝日観光が終わると、ぶらっと周りを案内してもらいました。

朝食を取りにホテルへ戻ります。
アンコールワット内は、午後から観光することになっていました。
バンテアイ・スレイ。女の砦

アンコールワットが「男」なら、このバンテアスレイは「女」の砦です。
移籍にある彫刻の細やかさ、綺麗さに驚きました。
本当に繊細に掘られていて、風雨にさらされているにも関わらず、大きくは痛んでいない。
とても堅い土で作られているそうです。
東洋のモナリザ、とまで呼ばれる彫刻が、ここにはあります。
まるでラピュタの世界。「ベンメリア遺跡」

密林のの中にある遺跡、「ベンメリア遺跡」。
この遺跡全体が木々に覆われていて、まるで天空の城ラピュタの世界に入り込んだかのような風景が向かえてくれます。

遺跡の中から空を見上げると、それはもう、本当に幻想的でした。
昼食後、アンコールワット内の観光
アンコールワット方面へ戻る途中、昼食を頂きます。
ここでも外今人向けのメニュー表を見せられます。うん、仕方ないですね。
ご飯とドリンクで$10ぐらいですからねえ。。。
で、いよいよアンコールワット内です。
ガイドさんに色々話を聞かせてもらいながら観光できました。
それぞれの壁面に何が描かれているのか。
それぞれの塔の高さが何故違うのか。
どのような意味があって建築されたのか。

本当にガイドさんをお願いして良かったなあ、と思いました。
これ、自分たちだけで観光したら、素通りしてしまうポイントも多々あります。
遺跡内は広く、壁面の彫刻も多く、ただただ「すごいなあ」と何度も感じました。
広大さ、雄大さを感じました。

バンコクへ
前日に出会ったタクシードライバーがいないかどうか、多少ドキドキしながら空港へ送迎していただきました。
ガイドさんと熱く握手を交わし、感謝の言葉を伝え、お別れしました。本当に、ありがとうございました。
次は、タイ・バンコクです。
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