又吉直樹著、「火花」を読んで。短め感想。

芥川賞を受賞したこの作品。
受賞する前から、
読んでみたいなあ、中古で出回ったら読もう。
なんて思っていましたが、受賞したおかげか、全然中古市場に出回らない。
なので、電子書籍で購入して読みました。

内容は又吉直樹さん自身がモデル?

漫才師である「徳永」と、イベントで知り合った師匠となる「先輩」との交流を描いています。

漫才師として生きていくこと、漫才師とはなんたるかをとらえることの難しさ、お笑いへ向かう姿勢、なんかが描かれています。

感想

これって伝記じゃなくて純文学ですよね?

読み始めた段階で「徳永」が「又吉」とかぶって抜けられませんでした。
作者自身が有名で、境遇も似ていたでしょうから、重なってしまうのもしょうが無いかも知れませんが、性格もテレビで見る又吉さんとそっくりです。
作者が透けて見える純文学って、どうなんでしょうか。

と、否定するつもりはありません。

最初こそ違和感がありましたが、読み進めていくと、すんなり小説の世界に入り込めました。
ところどころ、風景なり心情なりの表現がすっと入ってこず、読み返してしまうこともありましたが、読み慣れていないせいなんだと理解しています。

「徳永」と「師匠」のやりとりはネタ本の様

何回か「徳永」と「師匠」のやりとりで漫才風、コント風になっている箇所があります。
単純に、おもしろい。
飛行機内で読んでいるとき、にやっとしてしまったので、きっとCAさんには、
あの人、変な本読んでる
なんて思われているでしょう。

さすが又吉さんですね。ピースのネタも彼が書かれているそうです。

最後のオチについて、一つだけ言いたい

ただ、最後にひとつだけ言いたい。

最後のオチとして使われている「師匠」の姿。
あれは本当にあった話なのでしょうか?読んでいてとても不快になりました。
笑えません。気持ち悪さすら覚えました。

そして、がっかりもしました。
え、これで終わり?
と。

がっかり感も含めての計算でしたら、まんまとやられてしまいましたけどねえ。

総評

ピースの又吉さんが書かれたと言うだけで、入りやすいと思います。
また、長さもそんなに長くなく、すっと読めてしまいます。

普段本を読まない方でも、読みやすいですし、ネタはクスッと出来ると思いますので、おすすめです。

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